こんにちは。園長の宮原です。
ある日の朝のこと。「あ!すずめ!!」と男の声が聞こえてきました。声のほうを見てみると、センダンの木に少し大きめの鳥がとまっています。
「先生、すずめって食べられるの?」と聞かれ、「たぶん食べられるよ(先生は食べたことないけど…)。」と答えると、「じゃあ、捕まえて(今度クッキング保育で作る)シチューに入れよう!!」と子ども達が数人で話を始めました。
『食べる』の発想にびっくりしながらも見守っていると、虫取り網を手に走っていく男の子がいます。「届かないよ~!」「じゃあ、しかけを作ったらいいんじゃない?」など、お互いにアイデアを出し合って楽しみ始めました。
「すずめのえさを置いておけば、食べに来るんじゃない?そこを捕まえればいいんだよ!」とアイデアが出てくると、「すずめって、何を食べるの?」という疑問が生まれ、保育室にあるお散歩図鑑を見て調べる子ども達。
どんなところにえさを置いたら食べに来てくれるのか?という疑問が生まれると、「ことりのゆうびんやさん」の絵本を見て小鳥のお家について調べる子ども達。
「すずめを捕まえたい!」という気持ちが、子ども達の探求心を深めていってくれてました。
途中、けんかしてしまう場面もありましたが、『小鳥のお家の設計図』を描くお友だちも現れました。小鳥のお家づくりができるか、楽しみです。