園庭にある花壇には、先月まではチューリップやパンジーなどが咲いており、子ども達が季節の花々を楽しんでいました。
夏に向けて、次は何を植えようかな…と考えていましたが、今回は子ども達に決めてもらうことになりました。
ぞう組のお友達で、①お花 ②野菜 ③散歩で拾った木の実を植えるのどれにするか?の話し合いが始まりました。
人気があったのは②野菜と③木の実。それぞれのグループに分かれて、どうしてそれがいいのか理由を言い合い、お互いに説得が始まりました。
野菜グループ「食べられるからいいじゃん」
木の実グループ「びわも食べられるよ」
野菜グループ「びわはタネがあるから食べられないよ」
木の実グループ「タネはとれば食べられるよ」
食べられるかどうかが問題になり、なかなか話がまとまりません。どうするのかなぁ…と話し合いを見守っていると、一人の男の子が一言。
「いつも男の子が譲るんだから、今日は女の子が譲ってよ!」
すると、二人の女の子が「いいよ。譲るよ」と優しく言ってくれました。
それから、木の実グループはびわからどんぐりへ植えるものを変えて交渉しようとしますが上手くいかず、話し合い開始から1時間が経過しようとしていました。
さすがに、一日で決めるのは難しいかな?と思っていた時…なぜか、全員が「野菜でいいよ」と決定したではありませんか!何がきっかけだったのか…ずっと見守っていた保育者も分かりませんでしたが、みんな笑顔で「野菜」「野菜」と楽しそう。
自分の気持ちや考えを言葉で伝えようとすることや、お友達の言葉を聞く姿勢を持てることなど、子ども達の成長を感じた時間でした。
今回決まった野菜は「なす」と「きゅうり」
みんなで苗植えがんばるぞ!!